長文ツイートの正しい運用方

AI関連

1. まず序文の構成を意識することです。

正直、ここが一番大事。この部分のクオリティでどれだけユーザーに反応してもらえるかが決まります。 ~~~ フリーランスが最も危機感を持つべきエグい案件について解説します。 たまにあるんですよ。 独立したてなのに、縁があって知り合いの社長から月50万円固定の案件もらえたとか、 まだ勉強中なのに、たまたま意気投合してインフルエンサーからレベシェア提案されたとか。… Show more ~~~ まずは問題提起から入り、答えをここで言わないことです。

当然ですが、Show moreせずとも言いたいことがわかったり予想できたりすると、読まれません。 序文では飽くまで、読ませたいペルソナ像と、読まなければ損をしてしまうという危機感を表現しましょう。その上で、結論より先に具体例を記述します。

今回の場合、「エグい案件」で注目を集め、具体的な案件例を書いて読み手を自分ごとにさせてます。しかもその案件例が「一般的には良いもの」なので意外性があり、より続きが見たくなる構成となっています。 殆どの長文ツイートは興味づけに失敗しています。ここを押さえるだけでもかなり差をつけられます。 2. そして、問題提起の次は、問題をより深刻なことであると読み手にわからせていきます。これをアジテーション、俗な言い方をすると「煽り」と呼びます。

~~~ うまい話って、たまにですけど本当にあるんです。が、運も実力のうちと手放しで喜べる状況ではありません。 というのも、実力に見合わない金額を得ることのリスクって甚大なのです。 僕も立場上、色んなフリーランサー見てきましたが、身分不相応な案件で初期おいしい思いをした人達、 「8割方、後から全然儲からなくなって消えてます。」

~~~ アジテーションのプロセスは、序文で提起した問題をより具体的に掘り下げ、そこに根拠を持たせることです。

今回の場合、僕が多数のフリーランスを管理する立場であること、実体験に基づく結論であることが、「8割方儲からなくなる」をより信憑性の高いものにしています。 このパートでどれだけ問題を深刻化できるかで、文章全体の満足度は変わります。

なぜなら、最終的に問題は文章内で解決させるので、問題が深刻なものであればあるほど、感情的な振れ幅が大きくなるからです。

3. 次は、文章のペルソナ像を掘り下げていきます。これによって、問題を読み手にとって自分ごとにします。 ~~~ だけど問題なのが、32~3歳以降のフリーランス。奴らはヤバい。ゆとりマインドが最も濃厚な世代、「一生安泰」みたいな幻想をガチで信じているきらいがある。男性も女性も。 いやないよそんなん!まじ! 会社員にしてもフリーランスにしても、「一つの場所で腰を落ち着かせたがる」人、注意した方がいいですよ。永遠に発注してもらえる案件とか存在しないから。

~~~ いわゆる、ドキっとさせるパートです。ペルソナを具体化しつつ、「!」など強い言葉を用いたり、突然口語体に変えたりして緩急つけます。これによって、読み手にあえて若干のストレスを与えるのが狙いです。

今回の場合、対象を「32~33以降のゆとり世代フリーランス」と絞り込むことによって、問題をリアルなものにしています。 ここはなるべく「あるある感」を持たせた方がいいので、実際に過去に会った人を想像して記述するといいです。 特定の界隈にいる人のクセや趣味趣向など、共通点を普段から観察していると、共感性の高い文章が書けるようになります。ライティングスキルとはやはり普段からの分析の積み重ねですね。

4. 次は、解決策を提示します。いよいよ読み手をスッキリさせるパートです。

~~~ 世間では毎日どんどん新しい技術やサービスが生み出されてます。最近じゃChatGPTをはじめとするAIツールなんてまさに。いかにそれらの道具を使いこなすかが我々に求められています。

つまり、世の中は常に成長しているんです。だからこそ、「自分の成長率」>「世間の成長率」という状態を維持しないといけません。これこそが安定と呼べると思っています。 ~~~ あまり奇をてらう必要はないです。

淡々と解決策を提示しましょう。 実際のビジネスの現場では、解決策(結論)を先に語るべきですが、ちゃんと最後まで読んでもらう必要があるテキストメディアにおいてはその限りではありません。 これには色んな意見がありますが、しっかり1~3の前提を理解してもらった上での結論の方が、読み手の行動意欲を刺激するだけでなく、満足度も上がるので、テキストメディアにおいてはユーザーファーストだと思っています。

5. 最後に行動喚起で終わります。

~~~ うまい案件はなまじ存在する。しかし、そこに甘んじると、しぬ。のがフリーランス。毎日少しずつでもスキルを拡張していきましょう

~~~ 1~4があるからこそ、5が効きます。これらを様々な媒体で応用することで、ブログやYouTubeにおいても、ユーザーの購買行動に結びつけることができます。

なぜなら1~4はユーザーのメンタルブロックを解除していくプロセスだから。悪魔的な感じも若干するかもしれませんが、マーケティングされた文章とはこういうもので、 折込チラシやテレビCMからジャパネットたかたまで、世の中のあらゆる場所に散りばめられています。

さて、 ライティングで生計立ててる人ならお分かりかと思いますが、これらは神田昌典さんが提唱された、ライティングの有名なフレームワークである「PASONAの法則」を利用しています。

Problem Agitation Solution Narrowing down Action の頭文字をとってPASoNAです。今は、AgitationがAffinity(親近感)になってたり、間にOffer(提案)が追加されてたり時代に合わせてアップデートされていますが、

売れる文章の考え方として基本線は同じです。 問題提起から入り、煽って、解決策提示して、自分ごとにさせて、行動を促す。序文で興味付けさせた上で、最後まで読めば満足度も上がる構成なので、いいねやRT、さらにはフォロー獲得効果も高いです。 売れる営業マンなんかは意識せずともこのステップで話してたりしますが、明確に言語化し、大衆化した神田昌典さんはやはり神です。 さいごに これまでの140字以内のツイートでは、このようなテンプレを埋め込む余地がなく、ブログやYouTubeのようにユーザーを深く教育することが難しいというのが課題でした。 ところが長文ツイートの登場により、Twitterがユーザーをよりファン化させられるメディアになったと言えます。

物販やコンテンツ販売、さらにはリクルーティングなどでも長文ツイートは効果的でしょう。

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